子供の頃食べた”あけび”

今週のお題「秋においしい“甘いもの”」
小学校から帰ると、家の前に林檎の木箱を積んだトラックが停まっており、林檎の木箱と一緒に
大きく膨らんだ”かます”の袋が降りてきました。
『なになに』と近づくと袋の中には紫色のたくさんの”あけび”。

パクッと口のあいているところから透き通るような白いものがのぞいている。
これが本当に甘い。種をペッペッと出しながらたくさん食べましたっけ。

山の中に林檎畑があり、そのわきにマムシが出るから行かないようにと言われていた沢がありました。そこにアケビの木がたくさんあって豊作だったとのこと。

長じて社会人になり、山形出身の方のお弁当に見慣れないおかずが。
頂くとほろ苦く美味しかったのですが、聞いてびっくり、なんと”アケビ”の皮に肉味噌を入れて油で揚げたもの、と。
私が大好きな甘い甘い白いところは全部捨て、皮だけ調理用に使うとのこと。
ホント驚きました。あんなに甘くておいしいのに捨てられる。逆に山形の人は何で皮を捨てるのと思うんでしょうね。